管理者が選択したサービス:NTT東日本のフレッツ・ADSL
この日記は一番上が最も古い日付で、下に行くほど新しい日付となっています。
2001年2月26日(月)
AM2:00頃、公式サイトより申し込み。長い戦いの幕開けナリ。
2001年3月8日(木)
AM7:00頃、公式サイトの問い合わせフォームから問い合わせ文(催促文とも言う)を送信。「まだ連絡が無いのだがその後の進捗具合は? モデム不足という噂を耳にしたが大丈夫?」という趣旨のことを書いておいた。すると同日夜にメールで返事が来た。こんなに早く返事が来るとはちと意外。
ところがその内容は、
「調査の結果、あんたの家はADSL使えるよ。手続き進めてほしかったらそっちから電話して。」
というもの(勿論その内容を丁寧な表現で書いてあったわけだが)。何だよそれ! 仮にも表向きには「当社からご連絡差し上げます」ってことになってるんじゃないのか!? 全くもう・・・ 勘弁してくれよぉ~
「受付順に対応」という公式メッセージもイマイチ信用できない。あくまで憶測だが、うるさく催促した者から先に開通させ、催促しない者は後回しにしているのではないのか? まさかとは思うが、万一そうだとしたら大問題だぞ・・・
2001年3月9日(金)
釈然としないまま、指定されたフリーダイアルに朝一TEL。その場で工事日が4月10日に決まる。応対してくれた人は感じの良い人で、説明も簡潔で分かりやすかった。少し気分が落ち着いた。
2001年4月6日(金)
夜9時半に帰宅したら、郵便受けに宅配便の不在連絡票が入っていた。差出人が"NTT"となっている。やっと来たか・・・ 私の場合、こういうのを平日の昼間に送られても受け取ることは出来ないのである。理由は言うまでもなく、平日の昼間は仕事で不在だから。同じ境遇の人は沢山いるはずなので、何とか便宜を図ってほしいものだ。
2001年4月7日(土)
LANカードとケーブルを買いに行った。このテのものを購入するのは初めてなので、どのメーカーのどんな製品が良いのか全然見当がつかない。とりあえず適当に選んでおいた。帰宅後、さっそくドライバをインストールしてみた。どうやら一発で成功したようだ。
ここまでは良かったのだが、この後思わぬ障害が待ちうけていた。
ADSL接続に必要とされる「ネットワークの設定」がサッパリ分からないのである(スタート→設定→コントロールパネル→ネットワークを参照のこと)。LANカードの説明書には「システム管理者にお問い合わせ下さい」と書いてあるのだが、プロバイダ、NTT共にこの部分の詳しい説明がなされていないのである。考えた末、開通当日までこの部分は触れずに放置しておくことにした。
2001年4月10日(火)
遂にこの日がやってきた。だが、思いがけない展開からこの日はスタートすることになる。
AM9:30頃、携帯が鳴った。いよいよか?と思って出てみると・・・
どこの誰とも名乗らないオヤジが、挨拶も無しにいきなり「あぁ、今日ADSLの工事だよね? もうやっちゃって大丈夫?」と言ってきたのである(実際の言葉遣いもこんな感じだった)。で、私が「ええ、お願いします」と答えると、相手は「あぁそう。じゃあやっちゃうね」と言って電話を切った。
おそらく下請けの業者なのだろうが、何なんだよその態度は!? 間接的とはいえ、こっちは客だぞ? ナメるのもいいかげんにしろ!と心の中で叫んでいたのは言うまでもない。
私と直接会ったことがある方はもしかしたらお気付きかもしれないが、私は「挨拶がまともに出来ない奴」に対して無性に腹が立つ性分なのである。この不景気のご時世、前出の業者の未来は決して明るくないのではなかろうか。
それは良いとして、ここからが本題である。
PM9:00頃帰宅。さっそく機器の配線を済ませ、セットアップガイドに従ってパソコンの設定を行なった。ここまでの所要時間は1時間弱だっただろうか・・・ いよいよ接続テストの段階までやってきた。フレッツ・ADSLには専用のテストサイトがあり、そこにアクセスしてきちんと表示されれば接続は成功、というわけである。さあどうだ!? 祈るような気持ちでアクセスしてみる。緊張の一瞬・・・
少し間を置いて、何やらホームページらしきものが出てきた。そこには「無事に開通しました」という趣旨のメッセージも書かれている。
そう、無事に一発で開通したのである。してやったり!
同日、掲示板にも少し書いたが、この時はマジで感動した。その感動の度合いは、パソコンを買って初めてインターネットに接続した時のそれに匹敵すると言っても過言ではないだろう。その後、最低限の動作チェックだけ済ませ、細かい設定は後日に回すことにした。なお、7日付で書いた「ネットワークの設定」だが、私の環境では特にイジらなくても問題ないようである。こちらも一安心といったところか。
2001年4月11日(水)
Internet Explorerのほか、Outlook ExpressやFTPソフトも正常に動作することが確認できた。よしよし♪
2001年4月14日(土)
動画・音声配信(いわゆる「ストリーミング」ってやつ)を試してみた。サンプルとして利用したのは、日本テレビの日テレ チャンネル!とフジテレビのお台場ちゃんねるというサイト。
結論を先に書くと、その実力は「かなりのもの」である。
まず、画質そのものは通常のTV放送に比べるとさすがに劣る。そうは言っても、何が放映されてるのか充分に判る程度ではある。VHSの3倍録画を少々滲ませたような感じ、と言えばイメージがつかみやすいのではなかろうか。
一方、画像の動きだが、これが実に「感動モノ」なのである。事実は事実として述べておくが、正直言って「TV並み」とまではいかない。若干のぎこちなさはどうしても存在する。1Mbps弱ではこれが限界なのだろうと思う。
しかし、従来の不自然なアナログ動画を見慣れた者の感覚からすれば、「既存の電話線でここまで出来るのか!?」と賞賛したくなるのもまた事実である。
以前、"METALLIC BAR"【※注】で観たサンプル動画と比べて全く遜色無かったことも付け加えておきたい。
音声・音楽については、今回はその実力を測れるようなコンテンツを試していないので何とも言えない(申し訳ない)。そのうち試してみようと思っている。
【※注】この施設は現存しない模様。当時、「東京めたりっく」という業者がADSLの体験スペースのようなものを新宿に構えていた。
2001年4月16日(月)
以前掲示板で「速度は700~900Kbps位」と書いたと思うが、その後繰り返し検証してみた感じでは、速い時で丁度1Mbps位、遅い時で700Kbps位、というのが現時点でのほぼ確定的な上下幅のようである。さらに言えば、おおむね900Kbps強で安定していることが多い。時間帯による速度の上下動も今のところ特に感じられない。ずっとこの水準が維持できれば良いのだが・・・ (欲を言えばさらに速くなってほしいが、それはおそらく無理だろう)
2001年4月18日(水)
ADSLの魅力のひとつである「高速ダウンロード」を試してみた。結果、10MBのアプリケーションが1分22秒でダウンロード出来た。ダイアログに表示される目盛りの帯がスルスルッと伸びていくのは、見ていて非常に気持ち良い。これならば付録のCD-ROM目当てに雑誌を買う必要は無くなりそうだ。
2001年5月10日(木)
開通後一ヶ月が経過した。すこぶる快調である。気のせいか、開通当初よりも安定度が増したような気がする。速さに関しては、このところ900Kbpsを下回ることはほとんど無くなった。(速い時で1Mbpsジャスト、というラインは依然として変わらないが・・・)